
財団法人名古屋畜産学研究所は文部科学省認可の研究財団で、昭和33年の設立ですから今から約50年前に発足しています。この研究所の使命は畜産に関する基礎と応用の研究調査をおこない,その成果を普及し、学術と産業の発展に寄与することです。
この研究所は名前からも想像されますように、名古屋大学と提携して研究を進めています。勿論日本だけでなく世界中の大学や研究所などとも共同研究をしています。
現在この研究所では、アジアにおける在来家畜の研究調査を支援しています。最初は国内の木曾馬、見島牛を手始めに、九州から南西諸島の在来家畜の調査に進み沖縄に達し、次いで台湾、韓国、フィリピン、タイ、ミャンマー、マレーシア、インドネシア、など東南アジア諸国へと進み、さらに、南アジアのスリランカ、ネパール、バングラディシュ、そして中国、ベトナム、ラオス、カンボジア、最近ではブータンなどの在来家畜を調査してきました。
その間日本の海外学術調査助成金も年々増額されるようになり、当財団は在来家畜研究のパイオニアとしての使命を果たすことができました。そして研究成果を日本在来家畜調査団報告あるいは在来家畜研究会報告として出版し、1964年の第1号発刊から2007年には第24号まで刊行することができました。
これらの研究調査の結果、保存するべきと判断された家畜については、保存と積極的利用の研究が進められています。長野県の天然記念物である木曾馬の復元と活用、国の天然記念物である見島牛の保存と交配利用、口之島野生化牛の保存など国内だけではなく、世界の絶滅危機種に指定されたフィッリピンの小型水牛タマラオの保護のためにはフィリッピン大学と共同した研究もおこなわれています。
図書資料室には畜産学関連の文献、資料、学会誌、単行本が収蔵され、在来家畜の写真、VTRや剥製標本なども集められています。この研究所は、愛知県の奥三河高原、標高650m、名古屋大学生命農学部研究科附属設楽フィールド(山地畜産実験実習施設)と国道をへだてて対面したところにあります。山林と草地に囲まれ、牧歌的な雰囲気に包まれています。約10名規模のセミナーができる宿泊施設を整えています。
住所
〒441-2433 愛知県北設楽郡設楽町川向タラノ木1番
財団法人 名古屋畜産学研究所
TEL.FAX 0536-65-0644
e-mail info@nagoya-animal-ri.com (@が全角文字になっていますので、半角文字にしてください)